PostScriptフォント(ポストスクリプト Font)とは

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PostScriptフォント(ポストスクリプト Font)とは、1984年にアドビシステムズ社が発表した「PostScript(ページ記述言語)」を基に作られたフォントです。

特に Macintosh の DTP 環境において普及し使われるフォントで、三次ベジェ曲線で字形を制御します。

■PostScriptフォントの種類

  • Type1フォント
    1バイト言語用のフォントで、256文字まで格納できます。一般に Type1 と呼ばれていても、実際には Type3 や 5 のものなどがあるので注意が必要となります。
  • OCFフォント
    2バイト言語用のフォントで、Type1 フォントを多数積み重ねた構造をしている。PostScript のタイプ別で言うと、Type0(Type1や3を組み合わせた形式)にあたります。
  • CIDフォント
    OCFフォントを改良し、CID コードと C マップなど、2バイト言語用に簡素化した構造を採用したフォントです。異体字切り替え機能もあり一部仕様が変わった拡張 CID(sfntCID)という規格もあります。モリサワの New CID フォントはこれにあたります。

ちなみに、現在では PostScript フォントに代わり、TrueType フォントPostscriptフォント の 2つの形式を持つ OpenType フォントが普及しはじめています。