写植(しゃしょく)とは

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【し】【デザイン】

写植(しゃしょく)とは、写真植字の略で、印画紙やフィルムなどの感光シートに、写真の現像の要領で文字や罫線を焼き付けた活版印刷から現代の印刷技術へ進歩する上で重要な役割をした技術のこと。

活字をひと文字づつ拾っていた活版印刷から、文字板から印画紙へ焼き付けることで組み版が出来る“写植”は、すばらしい技術革新で、印画紙は台紙に貼り込んで版下を作ります。ひとつの字母からレンズを使って何段階にも文字サイズを変更できます。

組み版した印画紙を台紙に張り付けて版下を作成します。

写植から製版、次に刷版という印刷工程は今のDTP制作の原型となっています。

単位は(1級は0.25ミリ)。字送り、行送りは「歯」で指定します。また、レンズの角度を変えることで長体や平体、斜体といった変形文字も作ることが可能。書体の種類が豊富で、完成度の高い文字デザインが多い。