CMY(シー・エム・ワイ)とは

スポンサーリンク

【C】【カラー】

CMY(シー・エム・ワイ)とは、印刷の過程で利用する減法混色の表現法で、Cyan(シアン)、Magenta(マゼンタ)、Yellow(イエロー)の頭文字をとった言葉です。

絵の具の三原色

減法混色とは、基本色は白で、それに色の度合いを加えて、黒色にしていきます。すなわち、始めは白いキャンバスから始め、インクを加えて暗くしていく(光を減らす)ということで減法といいます。

理論上では、CMY のインキをすべて均等に混ぜると黒色になるのですが、インクや紙の特性上、CMY のインクを混ぜて綺麗な黒色を作るのは技術的に非常に困難であり、通常はすべてを混ぜても濁った茶色にしかなりません。
そこで印刷においては、黒(Key plate)の発色をよくするために別途黒インクを用いるようになったのが CMYK ということです。

通常の印刷物において、文字などは黒を多用されるため、インクの節約にもなり、現在ではもっとも使われています。