小口(こぐち)とは

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【こ】【仕上げ】

小口(こぐち)とは、本の切断面のことで、広義には、本の「のど」を除いた3方の辺のことをいいます。この場合、上の小口を「天」、下の小口を「地」といい、のどの反対側の小口を「前小口」もしくは単に小口といいます。

狭義には、前小口だけをさします。

天だけでなく三方を金色に塗ったものを「三方金(小口金)」、マーブル模様をつけたものを「マーブル染め」といいます。また、辞書や事典などで半円形の切り込みを入れたり、各項目の一文字目を小口に出したものを「つめかけ」といいます。

さらに、製本の際に化粧断ちせずに、ペーパーナイフなどで各ページを切りながら読んでいくものを「アンカット製本」といい、この製本の小口を「アンカット小口」といいます。